おかえりなさい
12月11日。
沖縄から仲間たちが今年の3月につづき来てくれた。
雪を期待していたので、前日の夜中に降った雪が気持ちを高揚させたに違いない。
1日の仕事を終わらせて、皆が待つ'haru'に向かう。
この日は、最近の寒さがひと段落して過ごし易い夜だった。
焚火を楽しむ仲間に掛けた言葉は、「おかえり」だった。
この場所をふたたび訪れてくれたリピーターは、かけがえのない仲間。
その仲間たちは、炎をたのしみ、雪であそび、子どもに戻っていた。
テントでは、いつものように心地いい灯の中、食事を終えた仲間たちが会話を楽しんでいた。
時間が過ぎていく中、寒さは厳しくなり体をいたわるように皆がテントの中に。
人が集まれば会話は、自然と仕事のこと、生きてきた人生のこと、悩みのこと。
最近、自分がしてきた事の意味を思い返すことが多くある。
何のために心地いい場所を作っているのだろうか。
人のため。自分のため。その両方。
なにが正しいのかわからなくなることがある。
でも、仲間たちがつくる自然な笑顔が麻薬になる。
これは完全な麻薬だと思う。
自分たちがしていることは、全てがこの麻薬がほしくてなんだろうな。
まだまだ人として成長しなければいけない。
いつもそうは思っていても、なかなか簡単ではないこと。
諦めた途端それまで積み重ねたものはなくなる。
やるしかないな。
目の前のことを一生懸命。
それしかできないのだから。